2014年04月12日

ハンモック

奥尻観光協会のポスターです。ハンモックレンタルなんかやってたんだ〜
http://www.heartlandferry.jp/file/2014hannmokku.jpg

このポスターの中の「ハンモック」と「漁師」というキーワードには、チョット苦い記憶が蘇ります。

僕の母は裁縫が得意だったので、僕が生まれる前から内職として縫い物などをしていたらしい。
僕が生まれてからも頼まれた仕事をこなしていたのだが、赤ん坊の僕がむずかると仕事がはかどらないので、僕を部屋の中に吊るしたハンモックにに入れて、結んだ紐を引っ張って僕をあやしながら仕事をしたものだ。
という話を幼い頃から折に触れて聞いていた。

小学生の頃、遊ぶところといえば海か山しかない田舎のこと、海水浴が出来る夏以外はほとんど山で遊んでいた。
春は白樺やイタヤカエデの樹液を採ったり、秋は山葡萄やコクワの実を採って食べていた。もちろんここでは紹介できないようなものも捕っていたのだが・・・それはさておき

山でやることといえば、枝を集めて小屋を作ってみたり、ツリーハウスもどきを作ったり、樹と樹の間にロープを張って遊んだり。ま、田舎のみんなはやった事だと思う。
そんなある日、そのハンモックのことを思い出した。
「ここにハンモックを張ったら気持ちいいべな〜」「ユラユラして〜な〜」
家に帰って母に、「俺がちっちぇころつかってだハンモックだしてけれ」というと、親戚にくれてやったとのこと。聞いてみて使ってなかったら持ってきてやるとの返事。

数日後ハンモックはやってきた。
喜び勇んで山の基地にハンモックを張り、寝っ転がってみた。
フワフワして気持ちいい。何やら幼いころを思い出すようだ・・・となるがずだったのだが、
なんだが生臭い。そして油臭い・・・洗ってみるか。
近くの川で石鹸を使って洗ってみたが、やっぱり染み込んだ生臭さは取れない。
家に帰ってそのことを母に聞いてみると、親戚ではどうやらそのハンモックを干した魚(スケソやホッケ)の鳥よけに使っていたらしい。
なんてこった・・・

木漏れ日をあび、そよ風に吹かれ、ユラユラと揺れるハンモックの中で見る夢は、幼いころの温かい思い出でだったはずなのだが
それはいつの間にか、ワタを抜かれ干からびた自分を攻撃するカラスやカモメたちの喧騒にすり替えられていたのだった。
チョットほろ苦く、忘れらないハンモックの思い出でした。
posted by yamasemicchi at 21:28| 北海道 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする