2015年05月05日

禍福は糾える縄の如し

携帯のデータフォルダを見ていたら、先日奥尻に行った時の写真のことをすっかり忘れていたことに気がついた。

その日僕が奥尻に着いたのは15:40分頃。雨まじりの強い風が吹き荒れていた。
翌日は少し時間のかかる作業の予定があったので、その日のうちに他の仕事を片付けておこうと思っていたのだが、屋外でこの雨ではまともに作業できない。事前に立てた予定を変えられるのはとても不愉快なものだ。
しかし翌日は晴の予報だし、かなりタイトなスケジュールになってしまうが無理をしても仕方が無い。というわけで僕は温泉に向かうことにした。
風呂に入る前に北追岬でも巡回してみるか、と公園の中に車を入れた瞬間!目の前からヤツガシラが飛び出した。

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おお!これは!とばかり、カメラを雨から守るために懐にいれ、公園内を探しまくった。しかし何しろ強風と雨が邪魔をする。カメラを守るために他はびしょ濡れだ。せめて雨さえ降ってなければなぁと天を恨むがしょうがない。
諦めて温泉に向かった。神威脇温泉は2階に大浴場があるのだが、潮で曇ってしまった窓の外で動くものが居る。
そっと近づいてみるとそれは、強風を避けるため窓の僅かな出っ張りに羽を休めるツバメだった。

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適度に曇っているためか近づいても逃げない。
窓が開くなら遠路を労って招き入れたいところだが、それもなるまい。

KC3I0016_s.jpg


ツバメをすぐそこに見ながら風と雨で冷えた体を温泉で暖める。
外にいるツバメには申し訳ないが、なんと贅沢なことか。
さっきは悪天候でヤツガシラを探しきれなかったが、そもそも天気が良ければ仕事をしていた身だ。ヤツガシラとの出会いは無かったことになる。もし幸運にも雨がやみ、まだヤツガシラを探していたら、こうして浴槽の中からツバメを見ることも無かった訳だ。
「禍福は糾える縄の如し」などと言えば少し大げさかもしれないが、所詮は因果律の輪の中から抜け出すことの出来ない身だ。
良い時があればそれを楽しもう。と思う一日でありました。
posted by yamasemicchi at 15:22| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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